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2012. 05. 31  
心に残った本

仕事上の発行物のアンケートのようなコーナーの中であなたの思い出の書物はという
項目がありました。
今まで結構色んな本を読んだほうですが、いざこの1冊ということになると、なかなか
出てきません。思い返してみると案外読んだ本の内容は覚えていないものですね。題名
は覚えているのですがストーリーがでてきません。…やっぱ真剣に読んでないのかな。

そこで、なんとか印象に残ってる作品を思い出し、ピックアップして、出てきたのが
三島由紀夫の「潮騒」、谷崎潤一郎の「猫と庄蔵と二人の女」、島崎藤村の「夜明け前」
トルストイの「復活」の4作品でした。

高校の時に読み爽やかな読後感で小説に興味を持つきっかけとなった「潮騒」…でもその
後期待して読んだ三島作品はみんな難解で大変でしたね。 

将来をどうするべきか分からずウジウジしていた時に読んだ「猫と庄蔵と二人の女」は
みょうに自分の気持ちとピッタリとはまってしまいすぎた思い出があります…今思うと
ほんとほろ苦い

「夜明け前」は明治維新というダイナミックな時代を武士や政治家と違う視線から捉え
てもこれだけ面白いということに驚きました。
木曽の食生活も印象にのこりましたね…馬籠や妻籠は今も大好きな場所です。

長編さとスケールの大きさでほとんどが途中で挫折したロシア文学の中で唯一読破した
作品が「復活」です。(他の作品は映画や漫画で一応読んだ気分)人間の悲しさと希望
を堂々と真正面から取り上げる凄さに思わず頭を下げずにはおられない重厚さに圧倒さ
れたのを覚えています。

こうやってみると…他にもいっぱい名作と呼ばれるものも読んだはずなんですが、記憶に
焼き付く作品、心に残る小説というものは、その時の自分の心が知らず知らず欲していた
もの…なんでこの本よみはじめたんやろう、これやんか今の自分が求めていたもんは、
偶然やない運命や!…と心で叫んでいたように思います。私だけかな?

そして今この4つの作品の中でどれか一つとなると、「復活」でしょうか。重い作品だけど
この年になり思うと、物質の豊かさも捨てられないし、心の豊かさも欲しいという贅沢な
矛盾を抱えている日本人というか自分にとって、いつまでも軽く生きていたい、生きていけ
るんだと無理に思い込もうとする事を、無理しなくていい、本当は誰だって迷っていいし悩
んで恥ずかしくない。と教えてくれているように思います。権力、反権力、宗教的、無神論
と無理に自分を押し込まなくていい。やり直してよい。と思わせてくれるのです。
 ま、かなり枯れてきた今の私の心もようとリンクするのでしょう…かな


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なんといっても、真っ先に思いつくのは
山崎 豊子の 「大地の子」
ホントにおもしろかったし、感動したし、得るものがいっぱいあった。
一読の価値ありです。
ちなみに山崎豊子作品は全部読んだけど、外れなしやと思う。
是非!!
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bararanka7

Author:bararanka7
S.30年代生 男

自然観察…鳥・花・昆虫  料理
小さな旅

世の中色々しんどいことは多いけど~
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オフの時には
季節の自然にいやされ、のんびりやっていこう。~

四季の花でもめでながら、美味しいものをつまみながら
茶屋でのんびり休みましょう。

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